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 基本スペックはヘンゼルとトリップするネタで考えた子と一緒。
 あの茅紗がPSO2じゃなくてSWATの方にとんだパターン。つまり知識有のジェレミーファン。

 数年前小型機の持ち主夫妻(セジャーストームて読むのかな?)に保護され、大使館に照会しても身元不明とのことで彼らの養子になっていた。
 身元不明のほか、それほど喋れない筈の英語に不自由がなくなって他の言語も理解できる現状から、おかしな状況におかれているのは理解している。身元不明扱いにショックを受けて自失する彼女を憐れんで夫妻は茅紗を養子にした。
※多言語は文法や構造がわかるわけではなく、ただ意味を理解するだけ。どちらというと感応能力に近い。ほんやくこんにゃくを食べても文法構造の理解まではできないということで。
 学問的探究はさておき、通訳として考えれば重宝する彼女の才能に気付いてからは、将来有望とますます可愛がるようになった。
 夫妻の家で過ごす間にTVでストリートやギャンブルの対処した事件のニュースも見ているが、アメリカだし。の一言で片付けている。
 事件の時も、多国籍な参加者の集まるパーティへ出席するため茅紗も小型機に同乗した。いつものマイクがいない辺りから嫌な予感がし、橋に向けて降下しだしたことでもしや、と気づく。

というわけで原作展開に絡むのはこの後半もかなり進んだあたりから。

 泣きわめく義母を義父と共に励ます。ギャンブル達が乗り込んで義父を引き摺り下ろした後は、自ら人質をかって出る。義母を危険に遇わせたくないのと、通訳としての自分の価値が知られれば殺されるリスクが少なくなると踏んでいる。
 同時に、眼が合った一瞬で(元々ファンだった)ギャンブルが好きだと自覚し、彼やTJを死なせたくないとも考えた。

 人質である茅紗が落ち着いているので、TJの精神状態は幾らかマシ。小型機がホンドー達の離陸阻止攻撃で揺れる度隣のTJにきゅっとしがみついてくる彼女を、TJは小動物的な意味で守ってやりたいと言う気になる。反対のモンテルには寄り添わない辺りも彼のツボ。ただし茅紗の目は概ねギャンブルを追っている。

 離陸に失敗し脱出の際は、ギャンブルに引かれながら茅紗がきゅっと服の裾を握ってみせたので呆けてばかりもいられず、TJも一緒に脱出。
 茅紗が盾になって銃撃戦のなかモンテル、ギャンブル、茅紗、TJの四人だけが貨物列車に移って逃げ延びる。茅紗まで連れてきたことにTJは怒るが、ギャンブルは茅紗が意図的にTJに触れていることに疑念を持ち、問い質すために連れてきた。
「だって今にも死にそうな顔してるんだもん。思い余って道連れにとかされたくないですし?」「誰かいないとあなた無茶するでしょ」
「俺が?」
「あなたも元SWATなんでしょ? 動きが、誰かのバックアップを前提にしてるみたい」

 逃亡中、人質が多言語を解し通訳として夫妻の仕事に貢献してきた愛娘(養子)と報道されているのを見る。モンテルは茅紗の利用価値を認め、TJは茅紗を何とか無事に返してやりたいと思うようになり対立。

 ギャンブルは……というところまでで先の展開に詰まっている。

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