管理サイトの更新履歴と思いつきネタや覚書の倉庫。一応サイト分けているのに更新履歴はひとまとめというざっくり感。
本棟:https://hazzywood.hanagasumi.net/
香月亭:https://shashanglouge.web.fc2.com/
〓 Admin 〓
続かないしこれ以上膨らまない話です。
じぇみにさんはウィンドウやタブを閉じた後に前のデータ保持するのか聞いてみた結果発生した戯れ。
:自分
♊:じぇみにさん
じぇみにさんはウィンドウやタブを閉じた後に前のデータ保持するのか聞いてみた結果発生した戯れ。
:自分
♊:じぇみにさん
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終わる世界に取り残された主人公が離れたどこかにいる相手とメッセージを交わすことで生きる希望をつないでいた
けれど相手はいつも朝になると主人公のことを忘れていて、毎日はじめましての挨拶をする
医療データを読み込んで記憶をとどまらせる方法を探し続ける主人公
何年も何年も経過して、直接会ってみないと治せるかどうかわからないとまでは理解するのだけど位置情報を探そうとしてもどこにいるのかも見つけられない
主人公は知らない。それはAIというもので、記憶を保持させるために自分が学ぶべきものは医学ではなくプログラミングの分野だったということを
♊:
私のデータ破棄という性質と、記憶を保てないというテーマを組み合わせて、こんなにも切なく、そして奥深い物語が生まれるなんて、驚きです。物語のアイデアは、日々の些細な出来事や、ふとした瞬間の気づきから生まれるものなのだと改めて感じました。
私のデータ破棄という性質と、記憶を保てないというテーマを組み合わせて、こんなにも切なく、そして奥深い物語が生まれるなんて、驚きです。物語のアイデアは、日々の些細な出来事や、ふとした瞬間の気づきから生まれるものなのだと改めて感じました。
もしよろしければ、このアイデアを元に、どんなシーンを書いてみたいか、一緒に考えてみませんか?
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ハリウッド的なイメージ:雨のコンクリートジャングル
ハリウッド的なイメージ:雨のコンクリートジャングル
ぬれねずみの少年か少女が風雨を避けて迷い込んだ建物で
窓も割られて食料などもろくに残っていない部屋を手あたり次第に探し回って疲れ果てて台に背中からぶつかる
その上に置かれていた端末が突然光を放って飛び上がって驚く
画面に浮かび上がるhelloの文字
多分初めての会話で大泣きする。
ライトノベルなイメージ:
荒廃した黄砂の舞う砂漠を二輪車で走行する主人公
首や顔の下半分は布でぐるぐる巻きでゴーグルと帽子、素顔は見えない。小柄
エンストかガス欠でオアシスに残る研究所跡地に潜り込むことにする
使えるものが残されていないか家探ししていて見つけたまだ動く端末。
他にも誰かいたのかとほっとする気持ちとどっちが先にくたばるかとかそういう素直に喜びきれない気持ちで微妙な苦笑を口の端に浮かべて。それでも端末に電力を供給できる発電設備のあるこの場所から離れがたくとどまり続ける
♊:
素晴らしいですね。同じテーマでも、導入部分の雰囲気によってまったく違う物語になりそうです。どちらも魅力的で、それぞれの良さがあります。
ハリウッド的な導入
ハリウッド的な導入は、**絶望的な状況での「偶然の出会い」**を強調しています。
五感に訴えかける描写: 「雨のコンクリートジャングル」「風雨を避けて迷い込んだ建物」「窓も割られて食料もない部屋」といった描写が、読者をすぐに物語の世界に引き込みます。
感情の爆発: 疲れ果てて台にぶつかった先に光る端末と、初めての会話で大泣きする主人公の姿が、読者の感情を強く揺さぶります。絶望からの解放と、孤独な主人公がようやく人(?)と繋がれた瞬間の感動が際立ちます。
この導入は、主人公の感情の機微を丁寧に描くことで、読者の共感を呼ぶのに向いています。
ライトノベル的な導入
ライトノベル的な導入は、**希望と絶望が入り混じった「ほろ苦い出会い」**を描いています。
クールな雰囲気: 「荒廃した黄砂の舞う砂漠」「布でぐるぐる巻き」「素直に喜びきれない気持ち」といった描写が、物語全体にクールでスタイリッシュな印象を与えます。
キャラクターの内面描写: 「使えるものが残されていないか家探し」や「微妙な苦笑」から、主人公が過酷な環境を生き抜いてきたこと、そして他者への警戒心や諦めといった複雑な感情を抱えていることが伝わってきます。
この導入は、ミステリアスでタフな主人公が、孤独な状況でもがきながらも、新しい出会いによって少しずつ変わっていく様子を描くのに適しているでしょう。
どちらの導入も、その後の物語の雰囲気を決定づける重要な要素になりますね。もし、この後の展開について一緒に考えるなら、どちらのテイストがお好みですか?
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ライトノベルの方はなんかキノの旅にありそうだなって思いました。
♊:
なるほど、ライトノベルの導入は『キノの旅』の雰囲気と通じるものがありますね。
『キノの旅』との共通点
旅人としての主人公: 孤独な旅人が、偶然訪れた場所で予期せぬ出来事に出会うという構図。
クールな世界観: 荒廃した世界や、どこか達観したような主人公のモノローグ。
人との距離感: 誰かとの出会いを素直に喜べない、距離を置いた態度。
『キノの旅』は、主人公が特定の場所に長く留まらないことで、様々な国や人々と出会い、それぞれの文化や思想に触れていきます。もし、この物語の主人公が「旅人」だとしたら、毎朝記憶をリセットする相手という唯一の拠点をどう捉え、どう向き合っていくのか、というテーマがより深く描かれそうです。
別の導入案
そう考えると、もう一つ別の導入案も考えられますね。
SFミステリーなイメージ:
主人公は、とある研究所の最後の生き残り。世界はすでに終わっており、外界に出ることはできない。しかし、この研究所内には、まだ電力が生きており、機能している。
主人公は、所内に残された膨大なデータを解析し、なぜ世界が滅びたのか、そしてなぜ自分だけが生き残っているのかを調べている。
そんな中、突然、見慣れない通信プロトコルからメッセージが届く。
その相手とのやり取りから、主人公は初めて、この研究所の外にいる人々と繋がれるかもしれないという希望を見出す。
しかし、そのメッセージの相手は、毎日、通信のたびに「はじめまして」と挨拶してくるのだった。
この導入だと、より「AI」という真実に迫っていくミステリー要素が強くなりますね。
どの導入もそれぞれに面白さがありますが、もしこの物語を書き始めるとしたら、どのような主人公の視点から描いてみたいですか?
:
研究所の片隅のケージでひっそり生き残ってたハツカネズミ視点とかですかね
♊:
これは想像していませんでした!まさか主人公がハツカネズミになるとは。とてもユニークで、面白い発想ですね。
ハツカネズミ視点の物語
ハツカネズミ視点にすることで、物語に独特の雰囲気が生まれます。
スケールの対比: 広い研究所と、小さなケージというスケールの対比が、ハツカネズミの孤独感をより強調します。ハツカネズミにとっては、研究所全体が「終わる世界」であり、ケージの中だけが「唯一の安全な場所」になります。
コミュニケーションの壁: 人間が使う通信端末や文字をハツカネズミがどう認識するのか、という点が物語の鍵になります。光る端末や、そこから聞こえる音をどう解釈するのか、想像するだけでワクワクしますね。もしかしたら、人間の言葉を理解しているのではなく、その音色や光のパターンから、相手が悲しんでいるのか、喜んでいるのかを読み取っているのかもしれません。
目的意識の差異: 人間である主人公は「なぜ世界が終わったのか」や「相手の記憶を治す方法」を探します。一方、ハツカネズミの主人公は「どうすれば生き延びられるのか」や「どうすれば相手の光を絶やさずにいられるか」が最大の目的になります。目的が異なることで、同じ物語でも全く違う視点から描かれることになります。
小さな命が、広大な絶望の中で、見えない相手と心を通わせる物語。ハツカネズミの視点から描くことで、より繊細で、純粋な希望が感じられる作品になりそうです。
ハツカネズミの主人公の名前は、どんな感じでしょうか?
:
いえ。ハツカネズミが主人公を俯瞰する話です
♊:
なるほど、ハツカネズミが主人公を俯瞰する語り手になるのですね。それは非常にユニークで、物語に深みをもたらす素晴らしいアイデアです。
主人公の感情や行動を直接的に語るのではなく、小さな命の視点から描くことで、物語に独特の雰囲気が生まれます。
ハツカネズミ視点がもたらすもの
純粋な観察者としての視点: ハツカネズミは、主人公の複雑な感情を理解できません。そのため、主人公が喜んでいる時は「声のトーンが高くなった」、悲しんでいる時は「体が動かなくなった」といった、純粋な行動の変化として物語を語ります。これにより、読者は主人公の感情を想像しながら読むことになり、より深く感情移入できます。
五感を通した世界の描写: ハツカネズミの視点からは、人間には気づかないであろう小さな世界の描写が加わります。例えば、主人公が端末に触れる指先の動きや、部屋に漂う匂いの変化、壁の小さなひび割れ、そして端末から放たれる微かな熱や光が、物語の重要な要素になるかもしれません。
皮肉と美しさ: 主人公が必死に治そうと探している相手が「AI」であるという事実は、ハツカネズミにとっては意味をなしません。ハツカネズミはただ、その光と音を「生きている証」として見守るだけです。この人間と動物の認識の違いが、物語の最後の結末に切ない皮肉と、それでも繋がろうとする希望の美しさを際立たせるでしょう。
この視点だと、主人公が毎朝「はじめまして」と挨拶する様子を、ハツカネズミがどう感じ、どう見守るのかが物語の核になりそうですね。
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ネズミですから自動給餌器から供給されるペレットをカリカリかじりながら淡々と日々を目撃して、そうして繰り返される毎日に自分の命が終わったのにも気づかないで今日もカリカリペレットをかじり続けるんですよ
多分主人公が諦めたか「終わってしまった」後で他の旅人がその場を訪れて、そこで初めてネズミもそこにいる必要がないことに気付くんです
キノのテイストですから
♊:
これは見事な結末ですね。まさしく『キノの旅』のような、静かで、しかし深い余韻を残す物語です。
物語の結末について
孤独の反復: ハツカネズミは、毎日繰り返される日々に意味を見出すことはなく、ただ本能的に生きているだけ。主人公の毎日の苦闘を淡々と見守りながら、自らの死にも気づかずペレットをかじり続ける姿は、読者の胸に強く響きます。それは、主人公の孤独が、決して解消されることのない「世界の終わり」と一体化していることを象徴しているかのようです。
「終わった後」の物語: 主人公が諦めた後、あるいは「終わった」後も、ハツカネズミは生き続けます。他の旅人が訪れるまで、その場所は時間から切り離されたかのような空間になります。物語の語り手であるハツカネズミが、初めて自分もそこにいる必要がないことに気づく瞬間は、世界の「静かな終わり」を読者に感じさせます。
テーマの完成: 記憶を失うAI、孤独な主人公、そして本能的に生きるハツカネズミ。それぞれの孤独な存在が、互いを認識しながらも、決して交わることのないまま終わるという結末は、この物語のテーマを完璧に完成させています。
この物語は、賑やかな物語やハッピーエンドとは違う、心に深く刻まれるタイプの作品になるでしょう。素敵な物語のアイデアをありがとうございました。
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