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 その昔、まだ自分が物語らしきものを書き始めたころは、名前が先行してその後に物語が引っ張られていきました。
 例えば現在公開してる作品では、脇役で色々登場しているシルヴィア。この人なんて最初にあったのは名前の響きだけでしたもの(笑)
 そのころは、とりあえず名前がなければキャラクタを動かすことができなかった──と言うより、名前があることで初めて、辛うじて自分の中でそのキャラクタがいることを認識できたって言うのが実情で。無駄に色々名前を考えたリストを作りましたよ。その先につながる物語もないままに、薄っぺらい設定を張り付けて。
 これが大体小中学生の頃、かな。

 それで、高校になって、初めて読み手らしい読み手が身の回りにできた頃。やっぱり、名前がなければキャラ付けができなかった。
「さあ書こう!」と思ったときに、「それで主人公はなんて名前にする?」って続くのが当時の思考でしたから。この頃までは気を抜くとラ行とサ行の名前だらけになってました。来ちゃんとか礼菜さん(和音の母)とか……
 けれど最初期の頃よりは背景設定にも多少気が向くようになってきて、中学の頃までにできていたキャラクタにももう少し肉付けできるようになった気がします。シルヴィアの初恋の人設定とか(ああ、でもなんでそうなったのかは決めてない)松岡やら高科道場やら、ああ勿論、H2の設定ができたのもこの時期で、キャラクタの役割についてを大分意識するようになったって言えるかもしれません。
 一方、登場人物を名付けないままに初めて作品を仕上げたのもこの時期です。
 短編というか中編というか、当時の自分としては破格の短さだったので成立したのかもしれないですけど……これが「永遠の風景」の原形。サイトに続編を掲載するに当たり、流石に名前のつけられたキャラクタもいますけど、ほとんどの登場人物には名前がありません──名前を出さないって決めてしまえば、名付ける必要もなかったのかもしれません。

 そうしてその後うだうだしたりして、最近は。
 名前が重要という認識そのものは変わってないんですけど、後付けになるケースが多くなってきましたねぇ。
 短編のいきなり最終回チックの奴とか、お題の例文でアルファベット表記にしてたのとか、プロットを立てる時点ではいちいち名前を決めないことも増えてきました。
 流石に、きっちりと連載やら何やらにする時には設定要素に名前加えてますけど、実際に書き始めるまで自分の中で定着してない(笑)どちらかというと、大事なのは”書きたいシーン”というふうに比重が変わってきている今日このごろ。

 名前は個体識別のための記号なのだよ? という誰かさんの発言にしみじみ納得してしまいます。


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